素肌(皮膚)の構造(表皮,真皮,皮下組織,皮溝・皮丘)

正しいスキンケアのために,まずは素肌(皮膚)の構造を知りましょう。
余り細かい所には深入りせずに,スキンケアをする上で,大切なところに絞っていきたいと思います。

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素肌(皮膚)の構造

私たちの素肌(皮膚)は,表面から順番に,①表皮,②真皮,③皮下組織の3つの層から出来ています。

◆表皮

一番表側にある層を表皮といいます。
この表皮は,さらに,表から順番に,①角質層(角層),②顆粒層,③有棘層,④基底層に分けられています。
表皮のうちで一番深く,一番真皮に近いのが「基底層」です。

◆真皮

表皮の下にある厚い層を真皮といいます。
真皮は,線維組織のかたまりのコラーゲン,ゴムのように弾力性を与える線維のエラスチンでできています。

私たちの素肌の張り,硬さ,弾力は,この表皮から生み出されるものです。
真皮の一番表側にある乳頭層に十分な水分があれば,皮膚の表面にハリが生み出されます。

◆皮下組織

真皮の下にある層を皮下組織といいます。
皮下組織は,脂肪を多く含む部分です。
体温が失われるのを防いだり,クッションの役目を果たしています。

素肌(皮膚)の表面の皮溝と皮丘

皮膚の表面にある,網目状の細かい溝を皮溝といいます。
皮溝に囲まれて皮膚が高くなっている部分を皮丘といいます。

(公開日2013.2.1)(最終更新日2013.2.1)